緊急!! のお知らせ

2023.12.25

急に痛みが出たのであればお読みください

「年末年始には急患さんが多い。」というのが毎年恒例で、やはり今年も急患さんの対応が多いです。

「ギックリ腰」、「寝違え」、「足首の捻挫」、「出産時の恥骨離開」など、

「損傷を起こしているもの」がほとんどです。(要するに「ケガ」です)

 

「損傷を起こしている」ということは、「キズが出来た」ということですので、すぐには治りません。

出来るだけ「こじらせず」に「早く治す」ということを考えねばなりません。

 

素人判断で揉んだり、押したりせず、早めに医療機関などに行ってください。

(※ 必ずこちらもお読みください → ギックリ腰、寝違え、その他「痛みが急に出た場合」の注意点 )

 


身体の中で「損傷」を起こすと、「炎症」が出てきます。

 

要するに「腫れてくる」ということです。

 

「腫れてくる」ので、「熱」を持ってきます。

 

出来るだけ「熱」を取り、炎症を抑えることが治るための近道です。

そのために「氷でアイシング」してください。

(※ 痛めてすぐに必要な「RICE処置」についてはこちら → 応急処置の基本(RICE処置) )

 

…という説明を患者さんにさせていただくと、

「いつまで冷やしたら良いですか?」と質問されます。

(※ 必ずこちらもお読みください → アイシングにはどのくらいの時間が必要か? )

 

炎症反応は、「損傷後72時間は持続する」ので3日間は冷やさないといけないのですが、

無理して動かすとともっと長引きます。(損傷部の修復も遅れますので、「無理に動かさないこと」が重要です。)

 

 

ですから「いつまで冷やしたら良いですか?」の答えは

 

「炎症が消えるまで」

 

ということになります。

(要するに「時間が経てば炎症が消える」ということじゃないんです…。)

 

とはいえ、外から見ても炎症が消えたかどうかはわかりませんので、

「局所に熱をもっているかどうか?」を確認する必要があります。

 

手で触れて、周囲よりも「熱感」があれば炎症が残っています。

 

徐々に、手で触れるだけでは「熱感」は分からなくなりますので、
こういうものを使います。

 

「非接触型体温計」

 

コロナで普及しましたので、ご家庭でもお持ちかもしれません。

傷めたところと、その周りの部分の温度が同じになっていれば「炎症が消えている」と考えられます。

 

手足などであれば「左右」で確認してみましょう。(傷めたところと左右対称部分とを比較)

 

それでも、あくまで「目安」です。

 

痛みが残っているのであれば、「炎症」が残っていると考えられますのでアイシングは続けていく方が良いでしょう。

 

以下、急に傷めた患者さんに読んでおいて欲しい記事一覧です。

お風呂について → お風呂に入っても良いですか?

首に痛みが出た場合 → 寝違え

寝違え、ギックリ腰① → 年末年始の「ギックリ腰」や「寝違え」

寝違え、ギックリ腰② → ギックリ腰、寝違え、その他「痛みが急に出た場合」の注意点