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自律神経を整えるために、まずやらなければならないこと
「自律神経失調症」について何度かに分けて書きます。
まずは前回のコラムをお読みください。
自律神経
自律神経には交感神経と副交感神経があり、常にこの2つが強弱のバランスを取りながら身体の各部を調節しています。(自律神経の調節を受けるのは内臓と呼ばれるところが多いですね。心臓や胃腸などが代表例。実は「血管」もです。)
「自律」の言葉通り、我々が意識せずとも働いてくれていますので、自分で自律神経のコントロールをすることはできません。自分で心臓の動きを早くしたり遅くしたりすることはできませんし、自分で食べたものの栄養吸収量を調節することもできません。自律神経は知らず知らずのうちに調節をしてくれているワケです。
自律神経が意識せずとも知らず知らずのうちに調節してくれるのはとてもありがたいことなのですが、その調節機能が悪くなってくると様々な症状が出てきてしまいます。
自律神経失調症の原因
自律神経のバランスを崩す原因も様々ですが、代表例は「ストレス」です。
(体調不良の原因のほとんどは「ストレス」で説明できます。それほど使い勝手の良い言葉ですわ、ストレスって…。「アナタの体調不良の原因はストレスです!」って言われたら、ほとんどの人が何となく納得して「仕方ない…。」ってなりがちなのであんまり使いたくない言葉ですが。)
「ストレス」により交感神経優位になり、身体の各部が常に「戦闘態勢」の状態…。
リラックスできずに筋肉がこわばり、末梢への血液が少なくなり皮膚が冷たくなる。
消化管の動きが悪くなって、感覚器の機能が鋭敏になるからいつもピリピリ。
というのが「無意識」に続くワケです。
そんな状態が続けばそりゃ体調も悪くなります。
「ストレスを感じることが自分のせい」とか
「ストレスコントロールするためにメンタルを鍛えなきゃ」とか考えてしまうかもしれませんが、
まずは「今の生活習慣」を見直しましょう。
前回のコラムでも書きましたが、
交感神経が優位に働くのは「日中」「活動する時」です。
副交感神経が優位に働くのは「夜間」「休息する時」です。
現代人の多くは夜更かしです。
「ストレス解消!」と言っては夜遅くまで飲んで騒いで…。夜遅くまでスマホでSNS見たり動画を観たり…。
常に交感神経を優位にするようなことをしています。
生活リズムを整えて「交感神経と副交感神経を効率よく切り替える」ような生活リズムを身につける。
それが第一歩です。
(※ いわゆる「更年期障害」による自律神経失調もありますが、それについては別コラムにて書く予定です。)
( ストレスチェックについてはこちら → 妊活に必要なこと ~自律神経チェック~ )
( 女性のカラダと自律神経との関係についてはこちら → 女性のカラダと自律神経 )
( 自律神経を整える入浴についてはこちら → 自律神経を整える ~適温のお風呂~ )
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