自律神経を整える ~東洋医学的「経穴」との関係から~

 

「自律神経失調症」についてはこれまでもご紹介してきましたが、自律神経の不具合は軽度の場合は症状として現れにくいため、患者さん自身ではあまり意識されていないこともあります。

自律神経は全身に分布し、内臓や血管などの働きを「無意識」のうちに調節してくれていますので、よほどのことが無い限りは症状として現れにくいんですね。(逆に言えば、症状として現れているのであれば、自律神経のダメージが強いとも言えます)

もしも「自律神経の不調を自覚している」または「自律神経の不調から妊娠しにくいのかも?」と思われる方は、記事を参考になさってください。

 

【自律神経の位置】

 

下図は「自律神経(交感神経、副交感神経)」が、身体の各臓器を調節する経路を示しています。

赤い線は「交感神経」、青い線は「副交感神経」表しています。

 

身体をリラックスに導く「副交感神経」は脳幹と仙髄というところから出て、身体を戦う(または逃げる)のに適した状態にする「交感神経」は背骨の横を縦に連なる交感神経節というところから出て、各臓器までつながっています。


「交感神経節」は下図のように、背骨の横に位置しています。

【自律神経失調症への東洋医学的治療(鍼灸)について】

次の図は、人の背中に位置する「経穴」です。(※「経穴」とはいわゆる「ツボ」のことです。)

多くの経穴が、神経節と同じように背骨の横に位置しています。

東洋医学では、臓器の状態把握と治療のためにこれらの経穴を使います。

 

全ての経穴が上記の「交感神経節」に一致しているわけではありませんが、これらの経穴を刺激することで神経を介して臓器の状態を調整する、という考え方です。

 

もしも、上記の経穴あたりに何らかの症状(痛みやコリ感、圧痛など)が出現しているのであれば、「自律神経のバランス」が崩れ、臓器の機能が低下している可能性があるかもしれません。

 


自律神経失調症の原因

自律神経失調は「精神的ストレス」や「生活習慣の乱れ」から発生しやすいことはよく知られていますが、それ以外にも原因があります。

 

「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」などでは痛みだけでなく、痺れや感覚障害、筋力低下や運動麻痺が出ることがありますが、これは「運動神経」や「感覚神経」が、ヘルニアや骨化した靭帯、変形した骨などによって圧迫や牽引、締めつけなどの「物理的ストレス」を受けるためです。

 

自律神経も神経線維ですから、これらの疾患と同じように圧迫や牽引などの「物理的ストレス」によって障害される可能性があります。

 

例えば、背骨のズレや歪みなどがあると前述した「交感神経節」には圧迫や牽引などのストレスを受けることになり、それらの神経に支配されている臓器には不調が発生すると考えられるのです。

 

しかしながら、自律神経失調の原因には「精神的ストレス」や「生活習慣」なども関わるため、「何が最も悪影響を及ぼしている原因なのか?」が分かりづらく、治療法も確立しにくいという事になっているのです。

 

【参考文献】

臨床における経絡・経穴の意義を改めて問う 和辻 直、橋本 厳、粕谷 大智、藤本 新風、篠原 昭二 全日本鍼灸学会雑誌,2022年第72巻1号,14-27

 

【参考文献】

胸郭出口症候群の自律神経障害 ~臨床的・基礎的側面~ 北村歳男、山鹿眞紀夫、井出淳二、高木克公(熊本大学医学部整形外科教室)、診療新社

 


自律神経を整えるアプローチ

当院では自律神経を整えるために特殊なローラーを使い、脊柱の配列を正常化し、体幹の保持と安定を図る処置を行っております。

 

お困りの方は、初回の無料カウンセリングをご利用ください。

問診、各種スクリーニングを受けていただいた後、治療法、治療の組み立てをご相談させていただきます。

(尚、初回カウンセリング時の治療は行っておりませんのでご了承ください。)

 

 


※ 自律神経だけでなく「骨盤の歪み」などが気になる方はこちらもお読みください → 「不妊」と「整体」「骨盤矯正」

※ 自律神経失調の症状があり、首こり、肩こり、頭痛などの併発症状がある場合、頚椎のズレ、後頭下筋に問題があるかもしれません。思い当たる方は以下の記事もお読みください。

 

● NHK「ガッテン!」で紹介  ~後頭下筋群~ 

● 後頭下筋への治療についての考察(トリガーポイント、頚性神経筋症候群、筋硬結など)

 


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