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椎間関節の異常 ~首が様々な症状の原因~
腰痛や首の痛み、肩こり、首こりの原因の一つに「椎間関節性腰痛」や「椎間関節性頚椎症」というものがあります。
脊柱を構成する「椎骨」は、上下の椎骨同士で「椎間関節」というものを作っています。
椎間関節は「関節包」という袋に包まれているのですが、これが何らかの原因によって「滑膜炎」を起こし、痛みが出るようになったり、周囲の筋肉の過緊張を惹き起こしてコリ感を出すようになります。
「滑膜炎」の原因は様々ですが、配列の異常(つまりズレ)から起こることもあります。
腰痛や肩こりの初期は、筋肉の問題によるものが多いので、マッサージなどで揉みほぐせば楽にはなります。
しかし、配列異常が合併すると揉みほぐすだけでは楽になるのは「一時的」なもので、また再発してしまうという悪循環になりがちです。
配列異常(アライメント異常)から椎間関節にも異常が発生します
頸椎の「椎間関節」の配列異常が発生すると、その領域に凝り感、痛みなどの症状が出やすくなります。肩こり、首こりなどの症状は、単なる筋疲労よりも頸椎の椎間関節異常によるものが多く、もみほぐす、押すなどの処置だけでは解決しません。
胸椎側の「椎間関節」の機能障害、配列異常が起こると、その領域に痛みやだるさなどの症状が出てきます。いわゆる「猫背」の方は、胸椎側の椎間関節異常を起こしやすく、慢性的にこのような症状がみられることが多いようです。
※上記図の補足
「 C 」というのは「頚椎」のことです。
「C2/3」というのは「2番目の頚椎と3番目の頚椎の間」という意味です。
「 T 」は「胸椎」です。
椎間関節がズレると周囲に影響を及ぼす
背骨は「椎骨」という骨が積み木のように真っすぐに重なって並んでいます。
その積み木の並び方が乱れることで椎間関節はズレてしまうのです。
椎間関節がズレると、その周囲にある「筋肉」、「靭帯」、「軟骨」、「関節包」、「神経」などに
物理的ストレス(圧迫応力や牽引応力)が加わり、様々な症状が出てくるようになるのです。
※ 「椎間関節」の機能障害、配列異常から「自律神経失調症状」が出てくるケースも多いです。
自律神経失調症でお困りの方はこちらの記事もお読みください。 → 自律神経を整える ~背骨と自律神経の関係~
椎間関節異常の治療 (頚椎リアライメント)
当院では、専用の器具を用い、椎間関節のズレを正しい位置に整復し、肩こり、首こり、寝違えなどの症状を改善させていきます。
お気軽にご相談ください
頚椎のアライメント異常があると様々な症状につながりますし、そのまま放置していても自然に治るということはありません。しかも将来的に「変形性頚椎症」や「頸椎椎間板ヘルニア」などへ進行するものもあります。「まだ大丈夫」と軽視せず、出来るだけ早く適切な処置を受ける方が良いと思われますので、お気軽にご相談ください。
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