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頭痛、片頭痛と併発症状　～肩こりがひどくなると頭が痛くなるのはなぜ？～

頭痛、片頭痛の方は、その症状だけでなく、様々な「併発症状」を抱えています。

例えば、肩こり、首こり、耳鳴り、めまい、目の疲れ、顎関節症、など。

特に「肩こり」の症状があって、「肩こりがひどくなると頭痛がする」というパターンが非常に多くみられます。

このようなものを「緊張性頭痛」と呼び、「肩こりが頭痛の原因である」として肩こりの治療を推奨されるのですが、「では、肩こりの原因は何？」ということまではあまり問題にされていません…。

もみほぐしてもらうと楽になる

「肩こりがひどくなると頭痛がおきる」という方は、もみほぐしてもらうと楽になると経験的に知っておられるので、その都度マッサージなどを受けて緩和させるということを繰り返しています。

確かに筋緊張性の頭痛の一部はもみほぐすことで症状が楽になることもありますが、残念ながら「その場しのぎ」、「一時的な症状の緩和」でしかありません。

「頭痛」、「片頭痛」の中には頚椎が原因で起こるものも多く、それらを「頚性頭痛」と呼びます。

特に図のように「上位頚椎の配列異常（アライメント異常）」が起こると、

まず肩こりや首こりの症状がみられ、徐々にコメカミ辺りの頭痛がみられやすくなります。

このような場合、いくら肩や首をもみほぐしても「頚椎の配列（アライメント）」は整うことはないため「症状は緩和しても治っていない」というパターンに陥ります。

当院では、上記のように頚椎配列異常（アライメント異常）がみられ、頭痛や片頭痛、その他の症状を併発している「頚性頭痛」には「首の治療」を行なうようにしています。

首こり・肩こりなど筋肉を主体とした症状への治療だけでなく、配列異常を起こした頚椎を整える治療（頚椎リアライメント）を同時に行ないます。

二つの球体ローラーにより、アライメントの乱れた頸椎を整え、ゆがみが発生した筋線維の走行を同時に整えていきます。頚椎配列異常による重度の肩こりの場合、症状緩和と整えた配列の安定化を行います。

頚椎のアライメント異常からくる「頚性頭痛」は、「自律神経失調」に関与するものや、将来的に「変形性頚椎症」や「頸椎椎間板ヘルニア」などへ進行するものもあります。「まだ大丈夫」と軽視せず、出来るだけ早く適切な処置を受ける方が良いと思われますので、お気軽にご相談ください。

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