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自律神経を整えるための3つのポイント
自律神経失調症
「自律神経失調症」という名前を聞いたことがある人は多いと思います。文字通り「自律神経」の調和が乱れることにより身体に様々な不調が出てきたものを言いますが、正式な病名ではありません。
症状も様々で、頭痛・耳鳴り・疲れ目・動悸・肩こり・腰痛・月経不順・下痢・便秘・吐き気・胃もたれ・倦怠感・疲れやすい・やる気が出ない・睡眠障害…などなど数えきれないくらいです。これらの症状がみられる場合、自律神経を整える必要が出てきます。
「自律神経」には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、身体の各部(内臓や血管、内分泌器官)の調節をしています。
この2つの神経のバランスが崩れると、身体機能の調節がうまくいかなくなり上記のような様々な症状が出てくるようになるのです。
自律神経失調症の原因と考えられるものはいくつもあります。
「精神的ストレス」や「日常生活習慣」、「運動不足」など様々で、それらが絡み合っていたり、習慣をあらためにくいということもあり、決定的な改善法をみつけるのが難しいです。
治療法、治療薬も対症的なもので、長年にわたって苦しめられている患者さんが多いのも現実です…。
自律神経チェック
まずはご自身の自律神経の状態を知っておきましょう。
下の「東邦大式医学指数問診票」でセルフチェックしてみてください。
質問項目は、「肉体的症状」と「精神的症状」の2つのカテゴリーに分かれています。
どちらも「はい」が10個以下であれば心身ともに正常と思われますが、
それぞれ11個以上あると自律神経のバランスが過度に崩れていると考えられ、
「はい」の数が多いほど自律神経失調症の可能性が高まります。
自律神経を整えるためのポイント
1.心を整える
自律神経のバランスは、精神的なストレスによって乱れることがほとんどです。
「心を整える」というのは「ストレス解消」と言っても良いかもしれませんし、その方法も様々です。
「誰かとおしゃべりする」、「カラオケで歌う」、「気持ちを書き出す」、「マインドフルネス(瞑想)」などなど。
セルフで整えられない場合、「カウンセリングを受ける」というのもアリだと思います。
※ カウンセリングについてはこちら → 当院でのカウンセリング
2.呼吸を整える
精神的なストレスを感じると呼吸が乱れます。
ほとんどの場合、速い、浅い呼吸になります。
そういう場合には、ゆっくりと深い呼吸に切り替えるようにしてみましょう。
(いわゆる「深呼吸」ですね。「腹式呼吸」が出来ればベターです。)
リズミカルな呼吸運動は、精神を安定させる脳内物質である「セロトニン」の分泌を促します。
※ 整えるための呼吸についてはこちら → ストレスが溜まっている時におススメの「ある動作」
3.姿勢を整える
背中が丸くなって、身体を真っすぐ保てなくて、何かにもたれかかりたくなって…と、自然と「体幹」を保持する筋肉を働かせないような姿勢になります。
背骨を真っすぐに保っていなければ姿勢は崩れ、徐々に背骨のズレを起こすようになります。
下の図は自律神経の「交感神経」の様子です。背骨に沿って真っすぐ並んでいるのが分かると思います。
神経の線維は「牽引ストレス」と「圧迫ストレス」に弱いことはよく知られていますが、背骨がズレて曲がってしまうとこれらの神経は引っ張られたり圧迫を受けたりすることになり、十分に機能しないことになります。
上述の通り自律神経は身体の各部(内臓、血管、内分泌器官)につながっており、背骨がズレることによって自律神経失調症状につながり、果ては病気になる…という可能性もあるわけです。
(※これが「カイロプラクティック」、「オステオパシー」、「整体」などの考え方のベースになっているのだと思います。)
ですからまず背骨の横を走っている自律神経を整えるために、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。
背骨のズレが固まって「固定化」していなければ、それだけで徐々に元に戻すことも可能です。
※ 背骨のズレと自律神経について、詳しくはこちらへ → 自律神経を整える ~背骨と自律神経の関係~
自律神経を整えるアプローチ
上記のような自己養生でも改善が見込めないもの、精神的ストレスだけでなく脊柱側に位置する交感神経幹の機能異常に対して、当院では自律神経を整えるために特殊なローラーを使い、脊柱の配列を正常化し、体幹の保持と安定を図る処置を行っております。
お困りの方は、初回の無料カウンセリングをご利用ください。
問診、各種スクリーニングを受けていただいた後、治療法、治療の組み立てをご相談させていただきます。
(尚、初回カウンセリング時の治療は行っておりませんのでご了承ください。)
※ 自律神経失調の症状があり、首こり、肩こり、頭痛などの併発症状がある場合、頚椎のズレ、後頭下筋に問題があるかもしれません。思い当たる方は以下の記事もお読みください。
● 後頭下筋への治療についての考察(トリガーポイント、頚性神経筋症候群、筋硬結など)
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