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椎間板ヘルニア ② ~左右の肩の高さが違う人の場合~
以前のブログで椎間板ヘルニアの一例として、
「姿勢が悪くなると椎間板ヘルニアを起こしやすくなる」というメカニズムをご紹介しました。
(以下のリンク参照)
「椎間板ヘルニア」について
この記事では、姿勢の変化による髄核の前後方向への移動を示しています。
これはヘルニアの多くが後方へ飛び出る理由のひとつとして考えられています。
その他にもヘルニアの原因はたくさんあるのですが、今回はその中でもポピュラーな「背骨のゆがみ」についてです。
左右の方の高さが違うのはゆがんでいる証拠
「左右の肩の高さが違う」と言われたことがある人はご注意ください。ヘルニア予備軍なのかもしれません。
本来、背骨が真っすぐになっていれば、左右の肩の高さはそろって水平になりバランスを保ちます。
左右の肩の高さが違う人の背骨は下のような状態になっています。
見ていただければわかるように、背骨が曲がってしまっています。
身体のメカニズムとして、体幹がどちらかに曲がると背骨は捻じれてしまうのです。
腰椎に捻じれの力が加わると、圧力によって徐々に「髄核」が斜め後ろに移動し、
限界がきたところで飛び出してしまうということになります。
背骨が曲がってくると腰椎へ捻じれの力が増えてヘルニアの原因になりやすいわけですが、背骨の捻じれは首や腰の筋肉にも関節にもアンバランスなストレスを常に加えていることにもなります。
その状態が長く続くと筋肉を傷めるだけでなく、靭帯 → 関節 → 軟骨 → 骨へと損傷は徐々に進行する可能性があるわけです。
自分の姿を鏡でチェックしてみて、
「左右の肩の高さが違うな~」と感じるのであれば、ちょっと注意が必要です。
姿勢が悪くなる原因も様々です。
「スマホのし過ぎ」とか
「足を組む」とか
「横向きじゃないと眠れない」とか
「カバンはいつも右手で持つ」とか
「テレビの位置が右側なので、右向きのままずっと観ている」とか
数えるとキリがありません。
まずは
「偏った姿勢をとらないようにする」
「バランスよく動かす」
という点に気をつけてみてください。
それだけでも
現在の状態以上にカラダを壊さないで済むと思います。
(もしも「椎間板ヘルニアで手術を勧められている」または「椎間板ヘルニアの手術をしたけれど痛みが残っている」という方はこちらの記事もお読みください。 → 腰痛「出世魚」 )
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