何もしてないのに、足首が痛くなった患者さん

患者さんより、「ウチの主人（48歳）が足首痛いって言ってるんですけど、みてもらえます？」との電話がありました。
すぐに来てもらいみせていただくと、くるぶし辺りが真っ赤になって腫れています。

「何かされました？」とお聞きすると、
「何もしてません。」とのこと。

「急に痛みが出た。けれど、何もしてません。」という場合でも、詳しく聴取していくと、だいたいは「何か」が見つかります。
じっと動かずにしていて、筋肉や骨、関節などを傷めることはあり得ないので。
もしも、本当に動かしてもいないのに「急に痛みが出た」のであれば、別の疾患を考えないといけません。

「これまでに『尿酸値が高い』って言われたことはありませんか？」とお聞きすると、
「あ、言われたことあります…。」

捻ったりぶつけたりというきっかけがないのにも関わらず、捻挫や打撲なみに腫れているというパターンの場合、「痛風」の可能性がとても高いです。
これまでに、お医者さんから「尿酸値が高い」と言われたことがある方であれば、かなりの確率で「痛風」です。

「痛風」というと、
「足の親指のつけ根が腫れる」というのが有名ですが、
足首や膝、アキレス腱などにもよくみられます。

 

とりあえず、
腫れと痛みが強いので、しっかりアイシングすること。
「痛風」の可能性が高いので、出来るだけ早めに病院に行くこと。
をお伝えして初検は終えました。

後日、奥様より「お医者さんで診てもらったら、『痛風』って言われました。」とお電話いただきました。

「何にもしてないのに、足首に急に痛みが出て、メチャクチャ腫れる」という場合は、痛風の可能性があります。

• お電話でのご予約06-6334-0086 お電話でのご予約06-6334-0086
• ご予約・お問い合わせ
  フォームはこちら