活性酸素とビタミンC

活性酸素による体内での悪影響が明らかになってきています。

活性酸素は強力な酸化作用を持つため、体内で発生すると私たちの身体自身を痛めていくんですね。

「酸化」というのは金属で言えば「錆びつくこと」ですが、

体内での酸化は「細胞や組織を傷つけること」です。

 

細胞や組織が傷つけられることが、糖尿病やガン、脳卒中、リウマチなどの病気の原因になったり、老化を早めます。

健康な身体を作るためには「活性酸素」の持つ酸化作用を抑えること ~抗酸化~が重要となります。

当院では「抗酸化」のための養生法のひとつとして「ビタミンC」の摂取をお勧めしております。

ビタミンCは「抗酸化作用」が非常に強く、副作用も無いため、簡単に、安全に使えるものです。

オススメなのは「アスコルビン酸 原末」です。

比較的安価で、ドラッグストアなどで手に入りやすいです。

100%のビタミンCですので効率よく身体に吸収されますし、コストパフォーマンスが高いです。

さらに「ビタミンC」はコラーゲン産生を助ける働きも持ちます。

コラーゲンはタンパク質の一種です。

筋肉や骨、爪や髪の毛もコラーゲンから出来ていますし、

細胞と細胞の隙間(間質と言います)を埋めている組織もコラーゲンから出来ています。

ですから、ビタミンCを摂ることは「抗酸化」のためだけでなく、

筋肉や関節、骨を痛めた時に必要な修復のためのコラーゲン産生に役立ちます。

 

その他、「抗酸化」のために 『糖質制限をする』 という方法もあります。

『糖質制限』というとダイエット?というイメージかもしれませんが、

実は「抗酸化」が本質的な意味合いなのです。

 

(続く)