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家庭で出来るリハビリテーション ~下肢のストレッチ~
家庭で出来るリハビリ ~下肢のストレッチ~
脳性麻痺や脳血管障害(脳卒中など)で後遺症のある方は、動かす機会が少なくなりがちで、どんどん「麻痺」や「拘縮」が進みやすいのです。
理学療法士さんや作業療法士さんにリハビリを受けることも必要ですが、ご家庭でもリハビリを行うことはできるんです。
リハビリなんて、自宅では出来ない?
「リハビリ」、「機能訓練」と聞くと、
「専門家が行うもの」、「難しいのでは?」と思うかもしれません。
「自己流でやっても大丈夫?」と不安になると思います。
ですが、「動かさないと動けなくなる」というのが人間の身体です。
特に下半身が衰えてくると起立性低血圧などが起こりやすいので、患者さん自身が立つのを嫌がったり、恐怖心からベッドから起きないようになったりすることもあります。少しずつでも筋肉のこわばりをゆるめて、リハビリしやすい状態を作ることも重要です。
下半身のストレッチ
足関節背屈運動(ふくらはぎのストレッチ)
股関節屈曲+膝関節屈曲+足関節背屈(ふくらはぎのストレッチ)
股関節屈伸運動(股関節、膝関節、足関節の全てを動かします)
下肢挙上運動(ふともも、ふくらはぎのストレッチ)
「拘縮予防に関する研究」によると、1日に10~15分のストレッチでも関節包や筋肉の癒着による拘縮を予防、改善できると言われています。患者さんの状態をみながら、ゆるやかなペースでおこなってください。
特に「脳卒中」などの後遺症の場合には「痙縮」という状態に陥り、筋肉が常に短縮しようとし「筋肉を伸ばす刺激」に対して抵抗します。そういう時には強くストレッチしてしまいがちなのですが、出来るだけゆっくりじんわり伸ばすようにしてください。そうすれば抵抗感が少なくなり、ストレッチもやりやすくなってきます。
リハビリは継続して行うことが重要です。
リハビリや介護を「家族から受ける」ことも、「家族にする」こともお互いにとって負担になることもあります。やめてしまうことのないように、無理なくお互いが負担になり過ぎないように、出来る範囲で続けてくださいね。
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