え??? アナタ、うつ伏せで寝てる人??? (完結編)

これまでのコラムで「うつ伏せ寝の危険性」は何度も書いてきたのですが、

未だにうつ伏せで寝る習慣の方はいらっしゃるようです。

患者さんへ「日常生活習慣指導」して、すぐに習慣を変えていただけることはあまりないので、

言う事を聞いてくれないのには慣れてますが、もう「今回で最後」にします。

 

(まだお読みでない方は以下リンク記事を「必ず」見てください)

うつ伏せ寝シリーズ① → え? アナタ、うつ伏せで寝てる人??

うつ伏せ寝シリーズ② → え??  アナタ、まだ うつ伏せで寝てる人???

 

これだけ読んでも「習慣を変えられない」のは、もしかしたら

「ワタシはまだ大丈夫!」と思っておられるのかもしれませんね。

 

「肩こりくらいはあるけれど、そんなに深刻な状態じゃないよ?」と思っているかもしれませんので、簡単なチェックをしてみましょう。

 

①首を真っすぐにした状態で

②顔を「右向き」「左向き」に動かす

これだけです。

 

 

もしも「どちらかを向くと首に痛みが出る」

または「右向きと左向きでは動く角度が違う」ということであれば

すでに「頚椎の変形がある」「頚椎の変形の初期」である可能性が高いです。

 

もしも、うつ伏せで寝る時に

「いつも右向き」という方は、左を向きにくい

「いつも左向き」という方は、右を向きにくい

…という状態になっているはずです。(まず間違いないはずです)

 

うつ伏せ寝の習慣の人で、

「今日は『右向き』で寝ようっと」とか「今日は『左向き』で寝てみよう!」とか、

日によって変えられる人はいません!(それだけ「固定化」しているということなので、かなり厄介です)

 


筋肉や靭帯など軟らかい「軟部組織」の問題で済んでいるのであれば、

「真っすぐ」「仰向け」で寝る習慣に変えるだけで解決するかもしませんが、

上記のように「変形」「変形の初期」に陥ってしまっている人は、

習慣を変えるだけでは難しいと思います。

(どんどん「骨の変形」「軟骨のすり減り」「関節がいびつに」「椎間板ヘルニア」などへ進行する可能性が高いです)

変形が進行してしまった場合、「手術を勧められる」ということもあるかもしれません。

まずは「食い止める」ということを考え、習慣を変えてみましょう。

 

(※ 治すことをあきらめたくない方はこちらのブログを → 変形性腰椎症の患者さん )

 


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