首こり、肩こり ② 頚椎のズレとコリやすい筋肉

肩こり、首こりがなかなか治らないのはなぜ?

肩こりや首こりの原因のひとつとして「頚椎の歪み、ズレ」があります。

ココを整えない限り、マッサージやストレッチだけでは頚椎の問題からくる肩こり、首こりは解消されません。

 


 

頚椎は、頭蓋骨から連なり胸椎へ続く7つの骨で、正常であれば前弯したカーブで積み木のように並んでいます。

(前弯のカーブが少なくなってしまったものを「ストレートネック」といい、これも肩こりや首こりの原因となります。

「ストレートネック」については別記事にて → 治療が必要な「ストレートネック」 )

 

もしも、その積木が真っすぐに並ばず、ズレてしまうと不安定な状態になります。

 

ズレが大きくなり過ぎると、頚椎の中を通る「脊髄」を痛めてしまうため身体はそれを防ごうと筋肉を硬くします。

 

どの筋肉が硬くなるのか?は、7つある頚椎のうち「どこかズレるのか?」によって変わりますが、

1つだけがズレるということはあまり無く、複数がズレていることがほとんどです。

 

下図は「頚椎のズレ」によって肩こり、首こりが起こりやすい筋肉です。

後頭下筋群

 

頭半棘筋

 

頚板状筋

 

頭板状筋

 

肩甲挙筋

 

 

頚椎のズレから自律神経失調、うつ病、適応障害

上記のように頚椎のズレは筋肉の緊張、こわばり、コリを発生させますが、

それ以外の症状として頭痛、耳鳴り、めまい、起立性低血圧、不眠などの自律神経失調症状を呈することがあります。

 

自律神経のうち「交感神経」が集まるところ(交感神経節)が頚椎の横を連なって通っているため、

頚椎のズレによる圧迫や牽引などの物理的ストレスを受けるためです。

 

前述のような自律神経失調症状は、うつ病や適応障害の「身体症状」としてもみられるのですが、

それが「精神的なストレスによるもの」なのか?「頚椎のズレによるもの」なのか?はこれまではっきりしませんでしたが、最近になって首の筋肉(頚筋)や首の骨(頚椎)の問題によって惹き起こされる「頚性神経筋症候群」として認知されるようになっています。(首こり病、首からうつ、頚性うつ、など色々な呼び方があるようです)

 

 

肩こり、首こりがある
こり過ぎると頭痛が起こる
耳鳴り、めまい、起立性低血圧、不眠
などの自律神経失調症状がある

…という方は、頚椎のズレが根本原因かもしれません。

 

 

頚筋治療と頚椎治療の例

 

 


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