FUNA-IN コラム- COLUMN -
自律神経失調症の原因は本当に「わからない」のか?
神経の仕組みから考える、もう一つの視点
めまい、動悸、倦怠感、息苦しさ、不安感などの症状が続き、病院で検査を受けた結果、
「大きな異常はありません」
「自律神経の乱れですね」
と説明された経験がある方もいるかもしれません。
血液検査、心電図、MRI、CTなどの検査を受けても、はっきりとした原因が見つからないことは少なくありません。
その結果、
「自律神経失調症」
という言葉で説明されることがあります。
しかし多くの場合、
- なぜこの症状が起きているのか
- 体のどこに問題があるのか
といった点については、はっきりとした説明がされないこともあります。
そこで今回は、少し視点を変えて
「神経の仕組み」から考えてみたいと思います。
神経には3つの種類がある
人の体の神経は、大きく分けて次の3種類に分類されます。
運動神経
運動神経は、筋肉を動かす神経です。
脳からの指令が運動神経を通り、筋肉に伝わることで、腕や足を動かしたり、姿勢を保ったりすることができます。
感覚神経
感覚神経は、体の状態を脳に伝える神経です。
例えば
- 痛み
- しびれ
- 温度
- 触れた感覚
などの情報は、感覚神経によって脳に送られます。
自律神経
自律神経は、体のさまざまな働きを自動的に調整する神経です。
例えば
- 心拍数
- 血圧
- 呼吸
- 消化
- 発汗
- 体温調整
など、生命維持に関わる多くの働きをコントロールしています。
自律神経は、自分の意思とは関係なく働く神経であり、体のバランスを保つために重要な役割を担っています。
神経は圧迫や刺激で影響を受けることがある
神経はとても繊細な組織であり、周囲の状態によって影響を受けることがあります。
よく知られている例として、
- 変形性頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
などがあります。
こうした状態では、首の骨や椎間板の変化によって神経が圧迫されたり刺激を受けたりすることがあります。
その結果、
- 手のしびれ
- 腕の痛み
- 筋力の低下
などの症状が起こることがあります。
これらは一般的に、
神経が圧迫されているために起こる症状
として説明されます。
つまり、神経は
周囲の構造の影響を受けることがある
ということになります。
首の周囲には多くの神経が通っている
首の周囲には、体の重要な構造が集中しています。
例えば
- 頚椎(首の骨)
- 椎間板
- 靭帯
- 筋肉
- 血管
- 神経
などです。
そして、この神経の中には
- 運動神経
- 感覚神経
- 自律神経
のすべてが含まれています。
つまり、神経の種類は違っていても、
同じ体の構造の中を通っているということになります。
運動神経や感覚神経だけが影響を受けるのだろうか
頚椎症や椎間板ヘルニアでは、
- 手のしびれ
- 痛み
- 筋力低下
などが説明されます。
これらは一般的に、
- 感覚神経
- 運動神経
の障害として理解されています。
ここで一つの疑問が生まれます。
首の周囲には、運動神経や感覚神経だけではなく、
自律神経も通っています。
もし同じ場所を通っているのであれば、
自律神経にも何らかの影響が出る可能性はないのでしょうか。
自律神経も「神経の一種」
自律神経は特別なもののように感じられることがありますが、
本質的には
神経の一種類
です。
神経である以上、周囲の環境によって影響を受ける可能性は考えられます。
もちろん、すべての自律神経症状が首の問題で説明できるわけではありません。
しかし、体の構造という視点から考えると、
首やその周囲の状態が関係している可能性
という考え方も存在します。
首の状態と体調の関係
首の周囲には、
- 骨(頚椎)
- 椎間板
- 靭帯
- 筋肉
- 神経
- 血管
などが密集しています。
そのため、
- 頚椎の変形
- 椎間板の変化
- 首の筋肉の緊張
などが起こると、周囲の神経や血管に影響を与える可能性があります。
実際に、首の問題によって
- 手のしびれ
- 腕の痛み
などが起こることはよく知られています。
このように考えると、首の状態が体調に影響する可能性についても、まったく無関係とは言い切れないかもしれません。
視点を変えて考えてみる
自律神経の症状は、
- ストレス
- 睡眠不足
- 生活習慣
- 環境の変化
など、さまざまな要因が関係すると言われています。
一方で、体の構造という視点から見ると、
首やその周囲の状態
が関係している可能性も考えられます。
このように、少し視点を変えて体を見ることで、新しい理解につながることもあります。
首や周囲組織の状態を整えるという考え方
もし首周囲の状態が体調に影響している場合、
- 頚椎
- 筋肉
- 靭帯
- 周囲組織
などの状態を整えることが、症状の改善につながる可能性も考えられます。
もちろん、自律神経の症状にはさまざまな要因が関係するため、すべてが同じ原因で説明できるわけではありません。
しかし、体の構造という視点から自分の体を見直してみることは、一つの考え方として参考になるかもしれません。
自律神経の症状を考えるとき、
「原因がわからない」と感じてしまうことも少なくありません。
しかし、体の仕組みを少し違う角度から見ることで、新しい理解につながる可能性もあります。
自分の体の状態を知ることは、体調を考えるうえで大切な第一歩です。
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