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急に痛みが出たら、どうすれば良いのでしょう?
2024.01.04
急に痛みが出た場合、どうすれば良いのでしょう?
「出来るだけ早く痛みを取りたい」と考えてしまうと思いますが、
患者さんの中には「自分で何とかしよう」として、正しく対処できずにこじらせてしまう人もいます…。
ですから、「出来るだけ早く痛みを取るため」に以下の記事をしっかり読んでください。
痛みを起こすきっかけがあるかどうか?
痛みを起こすきっかけが何かある場合、中で損傷を起こしている可能性が高いです。
ぶつけたり、ひねったり、重たいものを持ち上げたりと、
痛めるきっかけがはっきりしていれば良いのですが、「身に覚えがない」という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、大抵の場合、普段の日常生活ではしないことがきっかけになっていることが多いと思われます。
年末年始、お盆休みなど、長期の休みなどでは「普段と違うこと」をすることが多くなります。
昼頃まで寝てた
長時間の乗り物
買い出しでたくさんの荷物を持った
旅行でたくさん歩いた
などなど、痛めるきっかけになることはたくさんあります。
患者さんに「痛みが出るきっかけ」をお聞きしても
「何もしてませんけど?」とおっしゃることが多いのですが、
よくよく聞くと、「普段と違うこと」をして痛めていることがほとんどです。
ですが、自分では「痛めるような大したことはしていないつもり」なので、
「何もしてません」となるのです。
そういう場合、残念ながら「大したこと」をしていなくても痛めてしまうくらい自分の身体が弱くなっていたということです。
1.動作に伴って痛みが出る
…のであれば、中で「キズ」が出来ている可能性が高いです。
動かして痛みを確認したり、もんだりすることはやめておいてください。
2.じっとしていても痛い
損傷部で「炎症」を起こしている可能性が高いです。
動かしたり温めたりすることはやめておきましょう。
擦り傷、切り傷が治るのに数日かかるのと同じように、関節や筋肉、骨を傷めた場合でも治るのには数日(場合によっては数週間)かかります。
関節や筋肉などを傷めた場合、見た目で出血が無いので、ほとんどの人は「キズついている」、「損傷がある」とは意識してくれません。
(内出血があれば、見た目で分かるので「えらいこっちゃ」と損傷を意識してくれるのですが)
ですから、痛みが「すぐに消えないのはおかしい」と思ってしまうようなのですが、
上述のように「キズがある」ので、どんな処置をしたとしてもすぐに痛みは消えることはありません。
どのくらいで治るのか?
まず、考えないといけないのは「医学的に順当な期間で治すこと」です。
痛めたのが、骨なのか、筋肉なのか、関節なのか、で治癒までの期間は違います。
筋肉なら2~3週間、靭帯なら3~5週間、軟骨を含めて関節ならそれ以上の時間が修復にはかかります。
損傷の程度や場所によっては動かさないように「固定」が必要なこともあります。
不必要に動かしたりすると、損傷部がくっつかずに治るまでに時間がかかってしまいます。
自分で何とかしようと思わずに、出来るだけ早く医療機関で診てもらうようにしましょう。
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