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尾てい骨の打撲について 症状から原因、治し方まで徹底解説
この記事は一般の方向けに「尾てい骨の打撲」について書いてあります。
当院での考え方、治療法についてはページ後半の「関連記事」をお読みください。
尾てい骨の打撲とは
尾てい骨の打撲は、尻もちをつくなどして、尾骨(びこつ)と呼ばれる背骨の一番下の部分に強い衝撃が加わることで起こる怪我です。尾骨は、人間の背骨を構成する小さな骨で、座るときに体重を支える役割を担っています。この部分を強く打つと、骨そのものにひびが入ったり、周辺の筋肉や靭帯が損傷したりして、激しい痛みを伴います。
尾てい骨は、座る、立つといった日常生活の基本的な動作に深く関わっているため、打撲すると生活に大きな支障をきたすことがあります。
尾てい骨打撲の主な症状
尾てい骨の打撲で最も特徴的なのは、その強い痛みです。
- 座ると痛い
椅子に座った時や、固い場所に座った時に激しい痛みを感じます。特に、体重が直接かかる部分であるため、座っている間ずっと痛みが続きます。 - 立つ、座る動作で痛い
座った状態から立ち上がる時や、立った状態から座る時など、尾てい骨に力が加わる瞬間に鋭い痛みが走ります。 - 排便時に痛い
排便時にいきむと、尾てい骨の周辺の筋肉が動くため、痛みを伴うことがあります。 - 寝返りを打つと痛い
仰向けで寝ると尾てい骨が圧迫され、痛くて寝られないことがあります。寝返りを打つ際も痛みを感じることがあります。
痛みは通常、打撲直後が最も強く、その後徐々に和らいでいきますが、完治までには時間がかかることが多いです。
尾てい骨打撲の原因
尾てい骨の打撲は、主に以下のような状況で発生します。
- 尻もちをつく
階段から滑り落ちる、雪や氷の上で転倒する、椅子から勢いよく滑り落ちるなど、尻もちをついた際に直接的な衝撃が加わることが最も多い原因です。 - スポーツ中の怪我
スキーやスノーボード、スケートボードなど、転倒の危険があるスポーツで怪我をすることがあります。 - 出産
出産時に、赤ちゃんが産道を通る際に尾てい骨に負担がかかり、打撲や亜脱臼(わずかにずれること)を起こすことがあります。
尾てい骨打撲と骨折の見分け方
「ただの打撲か、それとも骨折なのか?」これは、多くの人が抱く疑問です。
見た目だけで判断するのは非常に難しいため、以下の特徴を参考にし、必ず医療機関を受診してください。
- 痛みの程度
打撲でも激しい痛みを感じることはありますが、骨折の場合は痛みがさらに強く、日常生活に大きな支障をきたすことが多いです。 - 痛みの持続性
打撲の場合、数日で痛みのピークが過ぎることが多いですが、骨折の場合は痛みが長引き、なかなか改善しない傾向があります。 - 受診の目安
尻もちをついて、立てないほどの激痛がある場合、痛みが2~3日経っても全く改善しない場合は、速やかに整形外科を受診してください。
正確な診断には、レントゲン検査が必要です。自己判断は危険ですので、必ず医師の診察を受けましょう。
尾てい骨の打撲 対処法と治療
尾てい骨の打撲は、適切な処置を行うことで痛みを和らげ、回復を早めることができます。
応急処置
- 冷やす
受傷直後から24~48時間以内は、患部を冷たいタオルや氷のうで冷やしてください。これにより、炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。 - 座り方を工夫する
座る際には、ドーナツ型のクッションや、お尻にかかる負担を軽減する専用のクッションを使用するのがおすすめです。 - 安静にする
無理に動かず、安静にすることが大切です。特に、痛みを感じる動作は避けるようにしてください。
医療機関での治療
整形外科では、まずレントゲン検査で骨折の有無を確認します。
- 打撲の場合
痛み止めや湿布が処方され、安静にすることで自然治癒を目指します。完治には数週間から数か月かかることがあります。 - 骨折の場合
骨折が軽度であれば、打撲と同様に保存療法(安静と薬物療法)が行われます。重度の骨折や脱臼がある場合は、徒手整復術(手で骨の位置を戻す処置)が行われることもありますが、手術が必要になることは稀です。
尾てい骨の打撲に関するよくある質問(FAQ)
Q1 尾てい骨の打撲はどれくらいで治りますか?
A1 症状の程度によりますが、軽度の打撲であれば数週間で痛みが和らぎます。しかし、完全に痛みがなくなるまでには数か月かかることもあります。
Q2 ドーナツ型クッションはどこで買えますか?
A2 薬局やホームセンター、インターネット通販などで購入できます。座る際の痛みを和らげるのに非常に効果的です。
Q3 治ったあとも痛みが残ることはありますか?
A3 痛みが慢性化し、治った後も時々痛むというケースはあります。痛みが長引く場合は、医師に相談し、理学療法やストレッチなどを検討してください。
Q4 痛み止めを飲んでも大丈夫ですか?
A4 医師の指示に従い、痛み止めを服用することは問題ありません。ただし、自己判断での服用は避け、必ず医師の指示を仰ぎましょう。
まとめ
尾てい骨の打撲は、日常生活に大きな影響を与える辛い怪我です。尻もちをつくなどして尾てい骨を強打した場合は、まずは安静にし、冷やすことが大切です。
そして、激しい痛みが続く、あるいは痛みが一向に改善しない場合は、自己判断せずに速やかに整形外科を受診してください。適切な診断と治療を受けることが、早期回復への一番の近道です。
当院での治療法はこちらの記事をお読みください。
→ 尾てい骨の打撲
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