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女性のカラダと自律神経
自律神経である「交感神経」と「副交感神経」のバランスの乱れが「自律神経失調症」となることをご紹介してきました。
(↓ 以下のコラムもお読みください。)
今回は、自律神経バランスの乱れが「女性のカラダ」にどのような影響を及ぼすのか?ということを書きたいと思います。
自律神経の働き
ちょっとだけ自律神経の働きについておさらい。
▶ 自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがある。
▶ 「交感神経」は身体を「戦う(または逃げる)」のに都合よい状態にし、「副交感神経」は身体を「休息させる」「回復させる」のに都合よい状態にする。
▶ 自律神経の多くは「内臓」に分布し、「交感神経」と「副交感神経」の両者がアクセルとブレーキとなってバランスを取っている。
▶ 自律神経は「血管」にも分布していて、血管の太さを調節している。(つまり「血流量」を調節している。)
最後の「血流量を調節している」というのが今回のメインテーマです。
女性のカラダと自律神経
卵巣や子宮などは「ホルモン」による調節だけでなく自律神経によっても調節されています。
例えば交感神経が活発になっている時(つまりストレスを感じた時)には、卵巣への血流が低下することが研究により報告されています。
ご存知かと思いますが、卵巣からは「女性ホルモン(エストロゲン)」が分泌されています。
ということは、ストレスにより交感神経が活発になることで卵巣への血流が低下し、卵巣からのホルモン分泌が低下すると考えられます。
(過度のストレスで月経不順になった経験のある女性の方も多いのではないでしょうか?)
自律神経と子宮との研究では『交感神経が活発になった時に子宮への血流は70%まで低下し、逆に副交感神経が活発になった時には125%まで上昇した。』と報告されています。
これを妊婦さんに当てはめてみるとどうでしょうか?
ママが交感神経が活発になった状態(つまりイライラ状態)になると子宮血流が低下してしまうため、お腹の中の赤ちゃんには決して良い環境にはならない、ということが言えると思います。
「ストレスは貯め込まず、出来るだけリラックス」
…と言うのは簡単ですが、これがなかなか難しいです。
お風呂に入る、音楽を聴く、美味しいものを食べる、とりあえず寝る…などなど、色々な方法があると思いますが、女性の方は「おしゃべりする」というのもかなり効果的なのでは?
友達とおしゃべりしてストレス発散してスッキリする、という方も多いのではないでしょうか?
(やはり『話す』は『離す』ということなんでしょうね。)
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