ミュージシャン特有の障害 ~発声障害②~


頸椎と発声に関わる「声帯」のある喉頭との位置関係です。

頭の位置が変わると、顎の位置と頸椎のカーブ(弯曲)が変化します。
頸椎のカーブに変化が生じると「声の出しやすさ」が変わります。

頭部前屈(頸椎のカーブが少なくなる)

頸椎後屈(頸椎のカーブが強くなる)

試していただくとわかると思うのですが、頭を前に倒した時と、首を反らした時では声の出かたが変わります。頸椎のカーブが変わると空気の通り道である「気道」の位置にも変化が生じるため、発声や音の高低に影響が出てきます。
そして頸椎にゆがみやズレがあると、声門裂の開き方にも問題が生じ、声のコントロールがうまく行かないということが起きるのです。

頸椎のゆがみやズレを整えるために当院では特殊な器具を用い、正常位置への整復処置をします。

声楽家や歌手の方は歌う際に微妙なコントロールが必要です。ゆがみやズレを整えることで、パフォーマンスを上げられるようになるでしょう。

 

※ こちらも参考に → 様々な要因が複合した呼吸障害、発声障害 ~甲状腺腫オペ後の反回神経麻痺

 

 


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