首こり病 頚性神経筋症候群 頚性うつ とはどんな病気ですか?

2023.10.28

肩こり、首こりがひどい。

しかも、頭痛やめまい、吐き気、なかなか取れない疲労感などが長く続き、不眠や耳鳴り、多汗、ホットフラッシュなどの自律神経失調症状もある…。

このような状態の方は「首こり病」「頚性神経筋症候群」といわれることがあります。

さらに、このような状態が続いて悪化すると、いわゆる「うつ」の症状も併発するようになり、

「頚性うつ」という状態に陥ることがあります。

 

「首こり病」、「頚性神経筋症候群」は、”首こり博士”の松井孝嘉先生が発見、治療法の確立をされたものです。

首の筋肉が凝ることで、首の痛み、頭痛、めまい、吐き気、だるさ、動悸、目の疲れ、やる気が出ないなど多岐にわたる症状がみられるようになる疾患です。

 

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これら、「首こり病」、「頚性神経筋症候群」、「頚性うつ」の患者さんは、後頭部から首筋、肩甲骨の周囲から背中の筋肉のコリ、硬さがあり、これらの筋群に対して治療する(頚筋治療)と効果があるとの報告が多数あります。

 

【頚筋治療を行う筋群の例】

特に「頭半棘筋」、「頚棘筋」などは、頚椎、胸椎の横にある「自律神経節」に影響を与え、自律神経失調症の症状をあらわすことが多く、治療ポイントとしては重視されています。(鍼治療、トリガーポイントへの生理食塩水注射など)

 

 

【頚椎、頚筋の異常から自律神経失調症を惹き起こす】

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は、神経が圧迫されて痛みや痺れなどの症状がみられるようになる疾患です。

これは、神経線維は、圧迫や牽引などの物理ストレスに弱いためです。

神経のうち温覚、冷覚、触覚などを伝える「感覚神経」、筋肉を動かすための命令を伝える「運動神経」が障害を受けると痛みや痺れ、麻痺などを起こすのですが、「自律神経」は全身に分布し、血管を広げたり、内臓を動かす神経なので障害を受けると前述のような自律神経失調症状がみられるようになるのです。

首筋や背中にかけての筋肉が硬くなり過ぎると、「自律神経節」に圧迫、牽引などのストレスがかかり、「自律神経失調症状」が起こると考えられます。

 

【頭痛と後頭下筋群】

頭痛や頭重感などを併発している場合、「後頭下筋群」や「頚椎のズレ」などが関わっているものが多くみられます。

 

下図は後頭下筋群です。

 

後頭下筋の間を大後頭神経が通っているため、この筋が硬くなりこってくると神経を締めつけ「緊張性頭痛」の原因となります。

 

 

 

 


当院では、「首こり病」、「頚性神経筋症候群」、「頚性うつ」の原因をこれらの筋群だけでなく、

「頚椎のアライメント不良(配列の乱れ、歪み)から来る頚筋の過緊張」と考えて治療を行っております。

 

 

 

【頚椎の偏位(ズレ)が凝りを惹き起こすメカニズム】

 

【癒着を起こした頚筋の治療と偏位した頚椎治療の例】

 

 


【初回無料カウンセリングのご案内】

当院では「初回無料カウンセリング」を行っております。

「初回無料カウンセリング」では、お困りの症状について問診、各種スクリーニングを受けていただいた後、「原因」を見つけ出し、それに応じた治療法、治療の組み立てをご提案させていただきます。

※ 初回カウンセリングの際には、悪化させていると思われる悪習慣を探し、改善するための日常生活指導をさせていただきます。まずはそれを一定期間実践していただき、それでも改善がみられない場合に治療開始するというスタンスで構わないと思います。

(初回カウンセリング時の治療は行っておりませんのでご了承ください)

 

「初回無料カウンセリング」へのお申し込みは、下記のお問合せフォームからお願いいたします。

https://funa-in.com/contact/

 


 

参考: 松井孝嘉; 川口浩. 頚部筋群の緊張が全身の不定愁訴に関与している. 整形外科, 2022, 73.1: 88-91.