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変形性関節症
「変形性関節症」とは
関節を構成する組織の形態に変化を来たす疾患
を言います。
痛みや機能障害などの原因となるのは「変形している骨」だけでなく、
骨、軟骨、靭帯、関節包、筋肉など、関節を構成するもの全てが関係してきます。
(※ こちらの記事を読んで、関節のことを知っておきましょう → 関節の基礎知識① ~関節の痛みで悩んでおられる方向け~ )
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/06/72358bb56cd2e5fcfce6b88761b1078d.jpg)
ただしレントゲンには「骨」しか映らないため、
骨の変形がなければ、関節が痛くなって病院でレントゲンを撮っても
軟骨、靭帯、関節包、筋肉などの変化であれば、「異常なし」と言われることもあるわけです。
ただしこの「異常なし」は、
「骨には異常なし」であって、「どこにも異常なし」ではないのです。
なので、
「骨には異常がみつからなかったけれど、痛みがあるってことは、レントゲンには映らないところ(軟骨、靭帯、関節包、筋肉など)には何かあるかもしれないよね~」
という意味であると思った方が良いわけです。
これまでにもブログで書いてきましたが、運動器系(骨、関節、筋肉、など)の障害は、
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/05/c34dfdddfcccac59ec0091f05939c1ef.png)
…という風に進行することが多いのです。
「骨には異常なし」と言われて、なんの対処もしなければ
どんどん「骨の変形」に近づいていってしまいます。
※ 下記リンクを参考に
(変形性関節症のステージ図)
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/05/b83c06b422fdc00870d57caf32f48441.png)
(変形性関節症の図)
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/06/e33aa8e772559971123ad29c2b97d559-1.jpg)
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/06/c2e00dd1a62f0df23e9dcaf2df0a2058-1.jpg)
(下図は変形した頚椎)
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/06/eec58422a29fe0d241ffef3cd50bd34f.jpg)
これまでのブログでも書いてきましたが、
骨が変形したものは治らないわけではないのですが、相当時間がかかります。
骨以外の組織は修復にかかる時間は骨よりは短いです。
ですから「骨に変形が出てこないうちに、早めに何とかする」ということを考えるべきだと考えています。
「骨の変形」に陥ったとしても、関節内の滑液(関節を動かす潤滑油の役割をするもの)が機能するようにすれば
日常生活では支障なく過ごせるようになりますし、痛みを克服することも可能な場合が多いのです。
あきらめずに治療と養生をしてみましょう。
![](https://funa-in.com/wp-content/uploads/2019/01/10438096.jpg)
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