FUNA-IN コラム- COLUMN -
顔の歪みは「足組み」「骨盤の歪み」から
「顔の歪み」で悩んでおられる方は多いのですが、どこの誰に相談すれば良いのかわからないようです。
「顔の歪み」にはいくつかのパターンがあります。
よくみられるものは以下のようなものです。
1.頭蓋骨そのものの歪みによるもの(縫合のズレからくるもの)
2.表情筋の発達度合いに左右差があるもの
3.アゴの偏位によるもの
4.顔面部の局所的なリンパ貯留
これらには「美容的な問題」と「機能的な問題」がありますので、状態に合わせて対処しなければなりません。
何故、顔が歪むのか?
顔の歪みについては、当院でもよく相談を受けますので、顔面の矯正だけでなく
「骨盤の歪み」や「首のズレ」の治療が必要になることを説明させていただいています。
今回はそのメカニズムを簡単にご説明しますね。
足を組むと骨盤の歪みへ…
「足を組むのは良くない」ということは皆さんご存知ですよね?
「腰痛」や「肩こり」の原因になるだけでなく、おなかを圧迫してしまうので
「生理痛」や「ホルモンバランスの崩れ」、「自律神経失調症」や「不妊症」につながることもあります。
(詳しくは別記事にて)
下の図をご覧ください。
足を組むと骨盤が歪み(回転してしまいます)、
腰椎が曲がり、背骨全体が捻じられてしまいます。
(これは「腰痛」の原因のひとつとなります)
骨盤の歪みは背骨の歪み、首の傾きを引き起こす
その状態が続くと、歪みは骨盤から上へ上へ進んでいき頚部に問題が生じ、最終的には頭が傾くようになります。
(※ 骨盤の歪みは「腰痛」、頚椎の歪みは「肩こり」などの症状が出やすくなります。
これらの症状がある人は「顔が歪む可能性」があるか、もうすでに歪んでいます。)
首のズレと頭の傾きと顎関節症と顔の歪みとの関係
頭の傾きが生じると、あごの位置がずれてしまいます。
アゴの骨(下顎骨)は、頭の骨(頭蓋骨)と顎関節で連結されているのですが、
いくつかの筋肉と靭帯によって「吊り下げられた状態」になっています。
ですから、頭が傾くと下顎骨自体は垂線からズレることはなく、
頭部が傾いたぶん相対的に頭部から顎関節がズレた位置になります。
アゴ(下顎骨)は、いわば「錘球」のような役割を持ちますので、正常であれば真っすぐに位置します。
ですが、頭が傾き過ぎると(首のズレによることが多い)、頭蓋骨とアゴ(下顎骨)の軸が相対的にズレてしまいます。
すると、頭が傾いた側の「逆側」の顎関節のズレが大きくなり、
顎関節の不安定性(顎関節症初期)を起こしやすくなり、「顔全体のフォルムに歪み」を起こします。
(※ 詳しくはこちらへ → 顎関節症と首の傾きと顔のゆがみ )
あごの位置のズレは「顔面全体の歪み」となりますから正面から見るとちょっと「いびつ」なフォルムに見えてくるワケですね。
(参考:西原 克成, 手嶋 通雄, エネルギーを本格的に導入した「顔と口腔の医学」の樹立, 日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学, 2012, 32 巻, 1-2 号, p. 152-168, )
「顔面矯正」や「小顔矯正」を受けて、直接的なアプローチをすることも間違いではないと思うのですが、骨盤や背骨の状態が悪い場合、矯正を受けても整った状態がなかなか持続しないようです。
ですから当院では、骨盤を整えることから始め、腰椎から頚椎までを整えて効果が安定するようにさせてもらっているのです。
(お困りの方は、初回の無料カウンセリングをご利用いただくと良いと思います。問診、各種スクリーニングを受けていただいた後、治療法、治療の組み立てをご相談させていただきます。尚、初回カウンセリング時の治療は行っておりませんのでご了承ください。)
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