疲労回復法あれこれ

今回は「疲労回復法」についてご紹介させていただきます。

(『読んで満足』するのではなく、ぜひ実践してみてください。)


カラダの疲れとココロの疲れ

疲労は「身体的疲労」と「精神的疲労(脳の疲労)」に分けられますが、

どちらかだけが疲れているということはなく、ほとんどの場合で両方が混在しています。

ですから「身体を回復させること」と「脳を回復させること」の両方から考えなくてはなりません。

 

例えば、いわゆる「ストレスがたまっている状態」は脳が疲労しているということなので、

そのような時に「お酒を飲みに行ってストレス解消!」とか「スポーツクラブで汗を流す」ということは、

「脳のリフレッシュ!」にはなるでしょう。

しかし、飲みに行って帰りが遅くなって睡眠時間が少なくなれば身体の疲れは取れないでしょうし、

たまにしか行かないスポーツクラブで普段使わない筋肉を使えば筋肉に炎症を起こし、

それを治そうとする自己治癒力にエネルギーは消費されますから身体の疲れは余計にたまってしまうかもしれません。

ですから、バランスよく「カラダ」と「ココロ」を休めることが重要なのです。


疲労回復法あれこれ

下図は「大阪府民の疲労回復戦略」のアンケートの結果を図示したものです。

たくさんの人が色々な方法を試し、「効果があったかどうか?」がまとめられています。

(「おもしろサイエンス 疲労と回復の科学」 渡辺恭良・水野敬著 日刊工業新聞社 より)

皆さんがこの中に「試したことがある」とか「効果を実感」するものはあるでしょうか?

個人差も好みもあるので一概には言えないのですが、「笑い」とか「アニマルセラピー」が入っているのが面白いところです。

 

「マッサージ」なども「リラックス」のためであれば、悪くないと思います。

皮膚からの「快刺激」は脳に働きかけ、副交感神経優位の状態(リラックス状態)に導いてくれるので、

カラダとココロに「ゆとり」を取り戻せるものだと考えられます。

 


下図は、様々な研究の中で「科学的に立証された疲労回復」に役立つものたちです。

 

当院では、疲労が取れにくい方には「活性酸素除去」のために

「ビタミンCの継続摂取」と「水素水の飲用」をお勧めしています。

どちらも「抗酸化作用」が高く老化防止にもなりますし、コストも低いため継続しやすいからです。

(※水素水には飲み方にコツがあり、それを実践するかどうかで効果が全く違います。興味のある方はお問合せください。)

 

その他、ストレスから身体的、精神的緊張が強くあらわれている「脳疲労タイプ」の方には

「低温浴療法(37~39℃のお風呂に入る)」が良いと思います。

副交感神経を優位にさせ、身体を休息とリラックスに導いてくれます。

 

絶対に外せないのは「睡眠」です。

「睡眠」については、「睡眠時間」や「寝具」のことなど細かいことを言い出すとキリがないのですが、

現代人はほとんどの人が「睡眠負債」を抱えています。

ですから「まずは寝る!」のが疲労回復には一番効果的です。

深い睡眠を取るためなら「氷まくら」がおススメです。

「脳疲労」は脳がオーバーヒートを起こしている状態です。

氷まくらで頭を冷やしてクールダウンさせ、脳をしっかりと休めてあげられます。

「自律神経の不調」や「ホルモンバランスが崩れている」という自覚のある方は、

脳の奥にある「視床下部」や「下垂体」がオーバーヒートしている状態かもしれませんので、

ぜひお試しください。

 

 


 

 

誰にでも効果があって、疲れを効率的に回復させる方法には「決定打」となるものがありません。

個人個人の身体に合ったもの、生活の中に組み込むことが出来るものを見つけていきましょう。

 


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