正しい歩き方 ~ウォーキングフォーム~

ウォーキングは究極の「健康法」で「治療法」

ウォーキングにはどんな効果があると思いますか?

「ダイエット」?  「病気の予防」?  「体力アップ」?

ウォーキングは老若男女を問わず、何歳からでも始められる運動です。

歩き方や強度、頻度や時間を調節することで、ダイエットにもなりますし、生活習慣予防にも体力を向上させることも可能です。

当院でも患者さんには「歩くこと」をお勧めしており、膝や股関節、腰痛や肩こりなどが改善していく肩がたくさんいらっしゃいます。

いわばウォーキングは究極の「健康法」でもあり「治療法」であるとも言えます。

正しい歩き方 ~理想的なウォーキングフォーム~

当院で指導させていただいている「ウォーキングフォーム」です。

あくまでこれは「理想形」です。

ウォーキングに慣れていない身体には負担がかかるかもしれませんので、ご自身の状態に合わせて調節しましょう。

以下、「理想」と「ウォーキング初心者」の場合のポイントです。

時間は「40~60分」が理想

はじめから「1時間」とか「1万歩」を目指さないようにしましょう。5分~10分くらいからで構いません。

通勤、通学や買い物で「歩いている」かもしれませんが、「運動」として成立していないことが多いです。

できれば「歩くこと」を目的として時間を取ってもらうのが良いと思います。

(通勤、通学や買い物で歩いても「効果がない」というわけではありません。ただし「効果がうすい」かもということです。)

歩幅はできるだけ広めに

いきなり歩幅を広くしないようにしましょう。足首や膝を痛めてしまう可能性があります。

慣れてきたら徐々に歩幅を広くしていくようにしましょう。

踵はやさしく接地する

足が設置する時の衝撃は思っている以上に大きなものになります。

その衝撃が蓄積されると膝や股関節を痛めてしまうこともありますので、身体がウォーキングに馴染んでくるまでは踵は出来るだけゆっくり、やさしく接地するようにしてください。

腕は大きく振る

普段の歩行で「腕を振る」のを意識することはあまりないと思います。

ですから「腕を大きく振る」のを意識し過ぎると、ぎごちなくて変な歩き方になります。

軽く肘を曲げ、「振る」というよりも「引く」という感じにしてもらうと自然に歩けると思います。

つま先は真っすぐ

歩き方に癖がついていて、つま先が外を向いたり内を向いたりする方がいます。

ウォーキングの時にはつま先が出来るだけ真っすぐ前を向くようにしましょう。

進行方向の「一線を挟む」ようにイメージして足を前に運びましょう。

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