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後頭下筋群
後頭下筋群
後頭下筋群は、頭蓋骨と後頭骨と第1頚椎、第2頚椎の間にある4つの筋肉の集まりです。
頭、首の動きに関わる筋肉で、4つの全てが頭部、頚部を後ろに反らす動き(伸展)に働きます。
ただし、とても小さな筋肉ですから力はそれほど強くありません。
パソコン作業やスマホを見る時に背中が丸くなってしまうと、頭が前に落ちないようにするためにこれらの筋肉が頑張り過ぎてしまいます。(後頭下筋の過緊張)
頑張り過ぎた後頭下筋は疲労してしまい、コリや筋肉の線維化、トリガーポイントの原因となってしまいます。
後頭下筋と眼球運動
後頭下筋は頭部、頚部の動きに関係するだけでなく、眼球の動きにも関与します。
特に「集中して物を見る時」には、後頭下筋が硬くなって頭部がグラグラしないように固定に働きます。
上述のようなパソコン作業、スマホの小さい画面を見る、という動作時に後頭下筋は過緊張を起こしますのでこれらの作業が多い方の後頭下筋は「常に硬くなっている」と言えるでしょう。
(詳しくはこちらへ → 後頭下筋シリーズ ~ 後頭下筋と眼球運動 ~ )
参考: 五百蔵一男. 後頭下筋の筋線維構成について. 昭和医学会雑誌, 1988, 48.6: 681-692.
参考: 平良眞也; 目島直人; 神山寛之. 後頭下筋群が衝動性眼球運動に及ぼす影響について. In: 理学療法学 Supplement Vol. 36 Suppl. No. 2 (第 44 回日本理学療法学術大会 抄録集). 日本理学療法士協会 (現 一般社団法人日本理学療法学会連合), 2009. p. A3P2073-A3P2073.
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