院長ブログ- BLOG -
ミュージシャン特有の痛み ~ばね指 腱鞘炎~
ピアニスト、ボーカリスト、ギタリストの方など、ミュージシャンの方は楽器に応じた「特有」の手の使い方、呼吸の仕方をしているため、一般の方とは損傷メカニズムが違うことが多いため、一般的な治療ではなかなか改善しにくいものがあります。
例えば「ばね指」や「腱鞘炎」なども難治性のものも多く、重症例では手術適応となるケースもみられます。両疾患ともに、指を動かす筋肉の「腱」と、その「腱」を包んでいる「腱鞘」との通過障害です。「腱」と「腱鞘」が絡まっているようなイメージです。
正常な場合の指の関節と腱鞘の関係性
ばね指、腱鞘炎を起こすメカニズム
腱が肥厚して出来てしまった「コブ状」のものを何とかしないといけません。
当院での処置は、その絡まりを取るためにこんな器具を使います。
先っぽにあるギザギザで、腱の絡まりを取るのです。絡まったのをほどいていくようなイメージです。
「ばね指」や「腱鞘炎」では、手首の問題(多くは「不安定症」)を合併している場合が多く、安定性を確保するためのアライメント整復処置を行います。腱と腱鞘の摩擦により微細な損傷と炎症がみられますので、一定期間はアイシングを施行します。
ミュージシャンの方は職業柄、手を使う事をストップさせられないので、いかに「使いながら治していくのか?」が重要なポイントです。
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