院長ブログ- BLOG -
スポーツの日
2023.10.09
今日はスポーツの日です。
もともとは、1964年の10月10日に、東京でオリンピックが開催されたことを記念して「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として「体育の日」という呼び名でしたが、 2000年に法の改正により、毎年10月の第2月曜日を「スポーツの日」と変更されました。
それを受けてスポーツ庁が「令和4年度体力・運動能力調査の結果」を発表しました。
結果はこちら → 令和4年度体力・運動能力調査の結果について
結果は予想通り(?)、全国民の運動不足と運動能力の低下傾向が明らかになりました。
言い換えれば、「身体が弱くなっている」、「身体の許容値が減っている」ということになるのかなと思います。
ヒトと腰痛の関係
当院では、身体と心を健やかに保つための養生法として「ウォーキング」をお勧めしています。
「全身運動」ですし、「左右対称の動き」ですし、「大きな負荷がかからない」ですし、「簡単に出来る」ものですし、老若男女、年齢を問わず、おススメです。
「四つ足動物から二足直立するようになり、腰への負担が増えたから腰痛になった。だから腰痛は二足直立するヒトの宿命である。」
ということがこれまでは定説のように言われてきました。
しかし昨今では、「そもそもヒトは、二足直立、二足歩行をするための骨格、関節、筋肉を備えている動物であり、それに耐えられなくなるくらい強度が落ちてしまうことが腰痛の原因である。」と認識が変わりつつあります。
腰の痛みを、筋肉に感じているのか、靭帯に感じしているのか、椎間板に感じているのか、神経そのものなのか、によって多少の違いはあるものの、「日常生活を送るうえで受ける負担に耐えられなくなって痛みが出てくる。」というのが根本です。
立ち仕事で痛みが出る場合も、
座り仕事で痛みが出る場合も、
寝過ぎて痛みが出る場合も、
歩いていて痛みが出る場合も、
加齢による筋肉、靭帯などの柔軟性の低下
運動不足による筋力、耐久力の低下
不良姿勢からによる骨格の歪みと不安定性
などが発生し、「負担に耐えられなくなっている」ということです。
少しでも運動を習慣にしていただき、日常の負担に負けない身体を作っていきましょう。
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