『栄養』と『休養』と『運動』

健康を支えるための基本要素として、

『栄養』、『休養』、『運動』の3つがあります。

痛みを克服する、病気を治す、妊娠しやすい身体を作る、などを考える時には、

この3つを基本として考えると良いでしょう。

これらに過不足があれば、身体は不健康な状態へ向かうことになるからです。

 

いちばん足りていないのは何?

 

患者さんには「栄養と休養と運動のうち、一番足りていないのはどれですか?」とよく質問します。

(みなさんはどれですか?)

 

「栄養」と答える方はほとんどいません。(「栄養のバランスが悪いかも?」と答える方はいますが。)

やはり一番多い答えは「運動」です。

(アナタもそうですか?)

 

「運動不足」は様々な病気の原因となります。

生活習慣病である糖尿病や高血圧、メタボリック症候群、腰痛や肩こり、自律神経失調症など

たくさんの病気と関わります。

 

ですから「適度な運動」を心がけ、健康な身体を取り戻しましょう。

 

 

↑↑ な~んてことを書きましたが、そんなに簡単に運動できますか?

 

患者さんの運動不足を指摘して、運動指導をするために

 

「適度な運動を心がけましょう!」

「一日、30分くらいは歩きましょうね!」

「軽くストレッチくらいから始めてはどうですか?」

 

…みたいなセリフを、何千回、何万回と言ってきたんじゃないかなと思います。

 

けれど、それですぐに運動を始める方はほとんどいません…。(ほぼゼロ?)

 

皆さん、

「運動不足が悪いことなんてわかってるっちゅうねん!」

「やろうと思っても出来へんのんじゃ~」と心の中で叫んでるんじゃないかな…。

 

若い頃は、運動指導してもやらない人に対して、

「やる気が無いからや!」とか、

「治す気が無いからじゃ!」とか思ってました。

 

アホですね。

でもある時、気づきました。

 

やろうと思っても出来ない最大の理由は

「ゆとりがない」

ということだと。

 

一日、仕事して、家事して、育児して、色んなストレスにさらされて、

そんな状態で、

「ヨシ! 今から走りに行ってくる!!」

なんて人、ほとんどいません。

 

ちょっとでも時間があればまず

「横になりたい…。」

というのが普通じゃないかなと。

まず身体を休めて回復させる

回復してちょっと「ゆとり」が出来たら「何が、どのくらいなら出来るか?」を考えてみる。

 

そうすると

「5分くらいの散歩なら出来るかも?」とか

「お風呂上りに軽くストレッチくらいなら出来るかも?」とか

「週末にハイキングくらいならいけるかも?」とか、

前に進める可能性が少し出てくるんじゃないかなと思います。

 

「ゆとり」の無い状態で、届かない目標を作ってもまず無理。

「ゆとり」を少し作った後に、本当に届くくらいの目標設定にしておきましょう。