「不妊」と「疲労」

疲労の蓄積が不妊の原因になる?

これまでに「疲労」について色々と書いてきました。

 

大事なところをまとめておきますと、

〇 「疲労」には、身体の疲れ(肉体的疲労)と脳の疲れ(精神的疲労)がある。

〇 「実質的な疲労」と脳が認識する「疲労感」には差がある。

「疲労感」は達成感や満足感によってカモフラージュされるので、

「実質的な疲労」は蓄積しやすく過労死などにつながることがある。

〇 「疲労」の原因の多くは「活性酸素」

〇 「活性酸素」は細胞の働きを低下させ、結果として修復力、回復力を低下させる。(自然治癒力の低下)

上記の状態が続けば「新鮮な細胞」は少なくなり「劣化した細胞」が増える。(老化)

〇 「活性酸素」が視床下部と下垂体に悪影響を与えることで、自律神経系やホルモン(内分泌系)の機能が低下する。

 

これらを踏まえた上で、今回は「疲労と不妊」について。

 


体内で「活性酸素」が増えて

それらが脳に働けば「精神的疲労」につながり、身体に働けば「肉体的疲労」となります。

 

「精神的疲労」は脳機能の低下を起こし、思考力・判断力・集中力・モチベーションの低下、

イライラしやすくなる・キレやすくなる・やたらと涙が出るなど情緒の不安定性などがみられるようになり、

思考や感情に関わる支障がでてきます。

そして「精神的疲労=脳の疲労」は自律神経系やホルモン系にも悪影響を及ぼし、

卵巣や子宮への血流低下やホルモンバランスの悪化などを引き起こすと考えられます。


ですから女性でも男性でも「疲れがたまった状態」では、本来持っているはずの授かる力が衰えてしまうのは当たり前です。

妊活がうまく行ってない場合、日々の疲れ、不妊治療を受ける疲れなど、

気づかないうちに「疲れている状態」が続いているからかもしれません。

 

下のリンクに「疲労度」と「自律神経バランス」をみるためのチェックリストを貼っておきます。

疲れがたまっていて、自律神経が乱れているようであれば、

まずはカラダとココロを休ませてあげてください。

「ゆとり」が少ないと妊活もうまくいかなくなるかもしれません…。

 

脳疲労度チェックリスト 001

 

自己診断疲労度チェックリスト 002改

 


「不妊補助治療」では様々なイベントに合わせて、施術の時期や期間を計る必要があります。

  • きちんとした生理周期を取り戻す
  • タイミングを取るまでに身体を整える
  • 採卵までに「良いたまご」が育つようにする
  • 移植の際に「受け入れやすい状態」に整えておく
  • 移植の後はきちんと着床して生育するように血流を改善しておく

…などなど、おひとりおひとりの状態に合わせて「戦略」を練る必要があります。

体質、体調などが改善するにはそれなりの期間が必要な場合も多いので、お悩みの方は出来るだけ早くご相談ください。

 


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