筋肉が硬くなる原因 ~筋肉の捻じれ~

ほとんどの「肩こり」や「腰痛」などでは

筋肉は硬くなっています。

 

筋肉は色々な原因で硬くなります。

関節を動かす時に筋肉が収縮しても硬くなりますし、緊張するだけでも硬くなります。

このような場合、筋肉が弛緩すれば軟らかくなりますし、

緊張が解ければ軟らかくなりますからあまり問題にはなりません。

 

しかし、筋肉を触診していると

筋肉自体が「筋張っている」、「コリコリとしこりのような状態になっている」

という部分があります。

こういう部分は筋肉が弛緩しても、緊張が解けても硬くなった状態のままで、

「線維化」を起こしている部分です。

 

「線維化」を起こしているところは、以前ブログで紹介したような

「筋硬結」、「トリガーポイント」を形成している事が多く、

痛みやだるさ、痺れなどの症状の原因となっているケースがあります。

(筋硬結、トリガーポイントについては以下の記事も参考に)

トリガーポイント(筋筋膜性疼痛症候群)

NHK「ガッテン!」で紹介  ~後頭下筋群~ 

 

 

「線維化」した筋肉内では

● コラーゲン線維の高密度化

● 細胞間基質のゲル化

● ヒアルロン酸の凝集化

● 筋線維同士、筋線維と筋膜の癒着

などが起こっています。

 

ややこしい言葉なので何のこっちゃかわからないといけませんので、簡単に言うと

「筋肉の中で脱水が起こり『ネットリ』した状態になって、

筋肉の中の線維同士や筋線維と筋膜がくっついて貼りついて動きにくくなり、固まってしまっている。」

ということです。

 

上記のように筋肉内の「脱水」は、「骨格の歪み」からくる「筋肉の捻じれ」から起こるケースがあります。

骨格が歪むと筋肉は捻じれてしまうので、ぞうきんを絞るように筋肉から水が染み出し、

筋肉内がゲル化(水分が少なくなってネットリした状態)するわけですね。

 

こういう場合、筋肉をマッサージなどすれば「局所的ポンピング作用」によって筋肉内へ水分が入りますから

一時的にはゲル化は改善しますが、

骨格の歪みが残ったままだと、筋肉の「捻じれ」は改善しませんので同じことを繰り返します。

 

マッサージなどを受けても症状が一時的な改善で、

しばらくするとまた同じ症状が出てくる、という場合は上記のような状態かもしれませんので、

根本的に治すには骨格の問題を解決しなければならないでしょう。

 

骨格の歪みのほとんどは「日常生活習慣」で起こります。

まずは「普段の姿勢を気をつける」というところから始めてみましょう。

 

 


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