活性酸素と「老化」 その②

活性酸素の悪影響の代表例として
「老化」があります。
活性酸素が身体の中の細胞を痛めてしまうという事が理由の一つですが、
痛められた細胞からはさらに活性酸素が発生し、さらに被害を拡げてしまうのです。
痛んだ細胞は本来は自己治癒力によって正常な細胞に修復されるのですが、活性酸素は自己治癒力の働きを阻害します。
なので修復されたとしても「正常ではない細胞」に作り変えられるのです。
「正常ではない細胞」と言うと言い過ぎかもしれませんが、元の状態よりも弱くて硬くて壊れやすい細胞ということです。
人の身体の細胞は「40兆個」くらいあると言われていますが、そのうちの2〜3個が「正常ではない細胞」でも問題はないでしょう。
しかし細胞全体の半分が「正常ではない細胞」になってしまったら、色々不都合が出てきます。
つまり「老化」とは
『活性酸素の悪影響で、身体の中で正常ではない細胞がどんどん増えていってしまい、身体全体としての働きが落ちてしまうこと』
という言い方が出来ると思います。
局所的に見ると、
筋肉で「正常ではない細胞」が増えてしまうと、筋力が低下して運動能力も落ちてしまうでしょう。
皮膚で「正常ではない細胞」が増えてしまうと、潤いがなくなってタルミやシワ、シミが目立ってくるということになります。
つまり「若さを保つ」ためには、
『活性酸素の悪影響をできるだけ抑えて細胞の損傷を減らし、損傷したとしても正常な修復力によって正常な細胞が作られるようにすること』
が必要だと言えます。
活性酸素を減らす「抗酸化」を意識した生活で
「いつまでも若さと健康な身体」を保ち続けましょう!