変形性腰椎症の患者さん

2022.03.11

患者さんが写真を持ってきてくれました。

「変形性腰椎症」と診断され手術も勧められていたようですが、

なんとかしたいと考えられて、1年前に来院されました。

 

一番左側が1年前に撮らせてもらった写真、真ん中が半年後、右側が1年後の写真です。

変化を確認するために毎月写真は撮らせていただいており、その方にも画像のデータをお渡ししていました。

 

大判の写真をプリントしてこられ、

「皆に見せびらかしてるねん!」と喜んでおられました。

 

「変形性腰椎症」は背骨の腰の「骨が変形している状態」とだけ思われがちですが、

実際には骨だけでなく「軟骨」「筋肉」「靭帯」「関節包」などなど、

「軟部組織」と呼ばれるところも「変性」を起こしている状態です。

(つまり骨の変形と軟部組織の変性が混在した状態)

 

「骨の変形」はなかなか元に戻すことは難しいですが、

「軟部組織の変性」は組織の再修復は早いのです。(骨に比べて)

 

この方の治療の組み立ては「変性してしまった軟部組織の再修復」を中心に考えました。

「猫背」「腰が曲がってきている」「姿勢が悪い」なども基本的な考え方は同じです。

(具体的な処置については機会をみてアップしますが、こんな感じです。)

 

【以下、参考に】

→ 【参考資料】運動器系障害の病期分類

→ 【参考資料】運動器系障害の病期分類 その②