何度も痛める、クセになるの話

2019.12.07

足首の捻挫は「クセになる」とよく言います。

寝違えやギックリ腰なども「クセになってて…」と言う方もいらっしゃいます。

確かに統計的にみると足首の捻挫の再発率は高く50~70%くらい、寝違えやギックリ腰も50%以上の再発率と言われています。

「しっかりと最後まで治せていない」

「リハビリをきちんとしてない」

「運動不足」

「生活習慣が悪いまま」

など、クセになる原因は様々ですが…。

何度も痛めていることを「クセになっている」と言っているだけですし、

「クセになった(と思っている)」ものは治せないワケではないので今回は省きますが、重要なのは「頻度」です。

「前回、痛めたのはいつか?」

「その前に痛めたのはいつか?」

「初めて痛めたのはいつか?」

…と、病歴をさかのぼっていると色んな傾向が見えてきます。

 

例えば、前回、痛めたのは「1年前」で、その前に痛めたのは「3年前」で、初めて痛めたのは「10年前」としたら、痛める間隔が短くなってきているのがわかります。

痛める間隔が短くなってきているというのは「治りきらず放置しているから悪い方へ進行している状態」と言えます。

「どこかを痛める」ということだけじゃなく、「体調不良で寝込む」とか「頭痛がする」とかでも同じです。

普段は症状をあまり感じていなくても、何かが悪い方向へ進行しているかもしれないです。

「一度、調べてもらわないといけないよな~」と考えている人は多いのですが、

そういう方が来院するのはたいてい「痛めた時」です。

本当は「痛める前」が良いんですけどね…。

 


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